Godiegoはプログレだ

b0018784_2325432.jpg
3/16(金) 2007 Tokyo 新創世記/Godiego@東京芸術劇場

やっと観ることができました。
東京芸術劇場は初めて行ったのですが、ここはクラシック専門ホールです。正面にはパイプオルガンがあり、荘厳な雰囲気のホールです。
雰囲気的にはサントリーホールに近いと思います。
ステージにはたくさんの楽器が所狭しと置かれ、ライブの大掛かりさを感じさせていました。
1.Magic Painting
2.Suite Genesis (It's Good Be Home Again)
3.Magic Painting(refrain)
4.威風堂々
5.Gandhara

思ったことはたくさんあるのですが、ゴダイゴはやはり「プログレバンド」だったということ。今回のライブが私が最も理想的と感じたライブだったこと。最近、クラシックとロックが融合したライブに触れる機会が増えて、日本のバンドもやっとこうしたライブができるようになったと思ったこと。
このようなタイプのコンサートに少々戸惑った方もいらっしゃったのではないでしょうか。



1曲目の前に、パイプオルガンの連弾。曲目はわかりませんでしたが、クラシックファンでもない限り、パイプオルガンを聴く機会ってそうそうないと思います。
そして、パントマイムの方の演技と共にMagic Paitingが演奏されました。同じく1stアルバムからの曲で、ピエロを連想させます。

それから、組曲Suite Genesis「新創世記」へと突入。1stアルバムのB面全部を使った壮大な組曲で、オリジナルは23分ですが、今回は約1時間の超拡大版。
デビュー当時の76年頃に組曲をアルバムに入れているロックバンドなんていたでしょうか?
日本では時代が追いついていなかったんでしょうね。

オリジナル録音にはナレーションが入っていないのですが、ライブ版にはナレーションが入っています。今回もありましたが、スペシャルゲストの市原悦子が朗読を担当。さすが女優という貫禄です。ちなみに今回のために書き下ろされた脚本はタケカワユキヒデの手によるもの。

ストーリーは、有史以前の女王とその息子達の話。世界を牛耳っていた女王に、次第に息子達を含めた男達が反旗を翻し、遂には女王と対決することに。戦いの末に勝ったのは息子達であった。その息子達の1人は後の仏陀となり、こうして世の中は男達のものになっていった。
と簡単に書くとこんなお話です。

正直、40分くらいの長さになると思っていましたが、見事に裏切られ1時間の大作となっておりました。この中でも"The Huddle"というパートが私は一番好きで、女王と息子達の戦いの場面です。
今回のライブは、ゴダイゴのほかに、元鼓童のヒダノ修一が和太鼓を担当、ギターにジェニファー・バトン、ベースに日野皓正のご子息である日野賢二、キーボードに竹越かずゆきと、全てのパートがツインで、他に60人ほどのコーラスと、いつもよりもかなり多い、8人ほどのホーンセクションと琴と尺八も加わった大所帯のライブです。これで6000円は安いと思う。

このHuddleではまさにツインドラム。和太鼓といっても、ほぼ普通のドラムセットと同じ構成で、使われている楽器が和太鼓という感じです。これが、またカッコいいの何の。
普段のバンド構成では到底出し切れない重厚な音の洪水となりました。

続いて演奏されたのは、これもファンの間では待ち望まれていた「威風堂々」。これもクラシックで有名なエルガーの作品。79年当時からライブでは演奏されていて、今回の方が構成としては豪華だったのではと思います。これも涙物でした。どういうわけか、クラシックの曲をロックにアレンジして演奏されると、ロックバージョンの方が断然カッコいいんですよね。ゴダイゴバージョンも然り。ホーンのサウンドが冴えてました。

アンコールにはお決まりのGandharaでしたが、個人的にはもうやらなくても良いじゃないかという気さえしますが、今回は特別編成で、楽器もいつもと違うものなのでアレンジ的にはアリかと。
実を言うと、私はガンダーラ、あまり好きな曲ではないんですよ。ファンにあるまじき発言と怒られそうですが、悪い曲ではないですがロック的にはあまり良い曲とは思えないんですよね。
今回ひとつ気になったのは、ボーカルと楽器の音のバランスが悪くてボーカルが楽器に埋もれてしまって聞こえにくかったこと。それ以外はパーフェクトでした。

こころなしか、観客の中に子連れが少なかった気がします。やはりいつものファミリー向けでないというのと、クラシックと芝居の要素が強く、ごく初期の選曲という点で少なかったのかもしれませんが、私も含めて要求の多いプログレファンにも十分応えられる内容だったと思います(^^;)。

プログレ系ではかつてこういうステージは決して珍しいものではなかったのですが、今は少ないでしょう。それが、現在、日本のバンドが蘇らせてくれたことを高く評価したいと思います。それに何より、私が10代前半からひいきにしているバンドがやってくれたことが嬉しいです。

私としては、ゴダイゴはアイドルでもなく、お子ちゃま向けバンドでもなく、「ロックバンド」であって欲しいと常に思っているのですが、かつての大ヒット曲のせいなのか、誤解されている部分も往々にしてあると常々思っているんです。ヒット曲以外彼らのほとんどの曲が知られていないのも原因なのですが。

ガンダーラ、999は彼らのほんの一面。本当はもっといろんなことをやってきていて、そもそも、プロデュースや作曲、アレンジから入ってきているバンドであることから、あの売れ方は全くの想定外だったんですよね。だから、ゴダイゴの曲をコピーしたことのある人ならわかると思いますが、ゴダイゴのコピーって実はとても難しいそうなんですよ。

最後に、今回のライブは5/5にスカパーの「日テレプラス」で放送されるそうです。楽しみ~(*^o^*)。ちょうど今の視聴契約ではセットの組み合わせを変えるだけで見れるので、ラッキー。
[PR]
by ts7dz | 2007-03-18 00:56 | ├Godiego