No Kilt Tonight & Au Quebec/Gowan

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Au Quebec
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No Kilt Tonight


Note: 4/2加筆



2月のカナダ旅行でGowanのライブを観に行ってからというもの、今頻繁に聴いているのがこの2枚。
いずれはきちんとレビューを書きたいと思っていますが、彼の音楽が日本ではほとんど知られてないのが現状なので、感想だけでも、と思い書いてみます。

Gowan(Lawrence Gowan)は、イギリスのグラスゴー生まれのカナダ人シンガーソングライター。担当楽器は、ピアノを始めとするキーボードとボーカル。ギターも弾き語りでよく使います。チェロも弾くそう。
80年代中頃にはアルバム"Strange Animal"の大ヒットで、カナダのアカデミー賞のJuno Awardsを受賞。

と輝かしい過去を持っている彼ですが、今彼の主な活動は、70年代後半~80年代を一斉風靡したアメリカン・ハード・プログレバンド(このジャンルの分け方って、個人的にはどうなのかな???と思ってますが)、Styxのボーカル&キーボード(時にはギター)を担当する正式メンバーとしてここ数年ワールドツアーを行っています。
その忙しい中、先日のソロライブが実現したということで、急遽カナダへ飛ぶことになったわけです。

つい最近知ったのですが、彼の音楽のジャンルって「メロディック・ロック」というジャンルに入るのですね。だからHRやHM関係からたどり着きました。ちょっと意外。どのジャンルにも当てはまらないし、何をキーワードにしたらいいのかと思ってたので、今までソフト・ロックとかAORの扱いになるのかと思ってました。若手でいうと、ちょっと雰囲気は違いますが、Ben Foldsに近いものがあるかも。

アルバムの話に戻すと、この2枚は97年にリリースされたライブアルバムです。現段階で最新のオリジナルアルバムになっている"The Good Catches Up"が96年にリリースされているので、その後に行われたツアーを収録したものであろうと思われます。BioやInner Sleeveを読むと、Full lengthではなくオープニングアクトとして行われているようなので、先日の約2時間のライブは今まででかなり本格的な内容だったのだと思います。

この頃のライブはバンドではなく、Gowanのピアノとギターの弾き語りです。アコースティック・ライブが存分に楽しめる内容になっています。元々、クラシックのトレーニングを受けてきているので、そのパフォーマンスは安心して聴くことができるでしょう。

そして、これを書かない訳にはいかないのが、そのエンターテナーぶりです。2000年に18年ぶり来日したStyxのメンバーとして初来日した時に初披露だったのですが、残念ながらそれを観た人は多くはないでしょう。ですが、この来日が私にとって決定的となりました。

ボーカルは当然のこと、ただピアノを弾くだけではなくジョークを連発して観客を笑わすし、回転キーボードを使っているのでとにかく見せるプレイをするのが彼の特徴。先日のコンサートでもピアノに乗ったりするし、観客に見せるため後ろ向きで弾いて見せたりと、楽しいことこの上ないのです。

この2枚の違いはというと、タイトルを見てわかるように、Au Quebecの方はカナダのフランス語圏のファンのために作られたライブアルバム。こちらのinner sleeveは全てフランス語で書かれています(なので読めません(TT)。

収録されているライブ中のMCもほとんどがフランス語で行われています。もっとも、カナダの公用語は英語とフランス語なので、バイリンガルの人も結構いるわけなのですが、彼は両方とも得意なのか、いつか聞いてみたい質問です。

Au Quebecはフランス語版ということで、カナダのフランス語圏で人気のあるフォーク・グループHarmonium(アルモニウム)のヒット曲"Pur Un Instant"をカバー(もちろんフランス語で)しています。実は、97年に私は生演奏聴いているのですよね。まったく知らずにライブを観たのでほとんど記憶にないのが残念。
他にもオリジナルのフランス語で歌っている曲のスタジオ版とPur Un Instantのスタジオ版も収録されています。

一方、No Kilt TonightはトロントのGlenn Gould Theatreで収録されたもの。Au Quebecと数曲のダブりはありますが、半分くらいは違う曲で構成されています。オリジナル曲ももちろん楽しいのですが、このアルバムではRag Timeの"King Chanticleer Rag"を聴くことができます。これはStyxの日本公演でも披露されました。まじめにクラシック曲も交えたりするのですが、ピアノからギターに持ち替えてMonty Python"Lumberjack Song"を歌いだして客席は大爆笑。この落差がたまらないのですよね(*^o^*)。MCも日本風に言えばちょっと漫談風かも。とにかく、客席からは笑いが絶えないコンサートです。

音だけではなかなかコンサートの様子がわかりにくいので、本当ならコンサート会場に足を運んでもらいたいというのが本音です。でも、海外まではなかなか行けないですからね。ソロコンサートもなかなかやってくれないし。活動の中心のStyxも日本には来てくれないし。

日本だったら、チッタあたりでこじんまりとピアノとギターの弾き語りでできそうな感じもしますが、いかんせんアルバムが買えないのがネック。
もっといろんな人に聴いてもらいたいと思っているのですが、これらを含めたソロアルバムのほとんどが入手困難というのが心底残念でなりません。

ライフログにあるアルバムはかろうじてAmazonで購入できるようなので(いくつかの海外の通販サイトでも購入できるアルバムもあります)、興味のある人はぜひお試しを。彼自身、プログレファンなので、意外なミュージシャンが参加してたりしますよ。
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by ts7dz | 2006-03-29 23:40 | ├Styx&Gowan