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Porcupine Tree Live in Tokyo@人見記念講堂


Deadwing/Porcupine Tree

Porcupine Treeのライブに行ってきました。カテをprog rockにするのはちょっ迷ったのですが、とりあえずここに入れておこう。
職場から人見記念講堂は遠いよぉ、やっぱり。しかも、勤め人に6時半開演は厳しすぎる・・・
終業と同時に会社を出たのに、会場に着いたらフリップ先生の演奏が既に始まってました。



出鼻をくじかれましたが、Porcupine Treeのライブはとても良かったです。しかも、席が最前列のほぼ真ん中という最良席で申し分なし。
会場に入って驚いたのですが、席は1階席がほぼ半分くらい埋まっている程度。
ホールでは無理があったのでは? かと言ってクラブギグは体力的にちときついので今回はホールで正解。

前後しますが、フリップ先生の演奏、悪くはなかったのですが正直眠くなりました(スイマセン)。
周りからも眠くなったという声が聞こえてきた・・・
特別クリムゾンやロバート・フリップのファンという訳ではないですし、思い入れも特にないので、ファンの方たちには申し訳ないですが、ちょっと遅れて聴き損ねても別にいいかなと思ったりしてました。でも、ライブにはなるべく遅刻したくないので急ぎましたが間に合いませんでした。

フリップ先生の持ち時間は約30分。時間丁度に始まったそうです。
いつものスタイルで切れ目なしの演奏。曲目は・・・聞かないでください(^^;)。

19:00~19:15はセットチェンジです。早いです。
この休憩時間に持ってないアルバムを買いに行く。

そして、すぐにPorcupine Treeの登場。
ここで白状しますが、アルバムを聴いたのは実は昨日なので、曲をあまり覚えていませんでした。アルバムを買わねばと思っていたらあっという間に公演日がやってきてしまい、最近配達が遅くなったともっぱらのAmazonから届いたのが昨日だったという訳。
どうにかライブには間に合いました。

でも、最良席でファンの方々にはとても申し訳ないくらいなのですが、とても良い思いをさせてもらいました。
今日は足の具合があまり良くなかったので、アンコール前までずっと座って観てました。
周りの人たちは、ノリが悪いと思っていたかも・・・
結構座っている人いましたが、ヘヴィー・ロックで座って観れるライブは珍しいですよ。

世間ではプログレ系と言われてるようですが、ライブできちんと曲を聴いてみると、そんな枠ではくくれない彼らだと思う。アートロック系でもあり、プログレ系でもあり、オルタナ系でもあり、メタル系でもあり、いろんな要素が組み合わさっている、いわば90年代の別の意味でのプログレ(いわゆるポンプではなく)。時には、クリムゾン風のリフがあったり、フロイド風のメロディがあったり、これはこれでとても新鮮だと私には思えました。
だから、これを70年代のプログレと比較するのはちょっと無理があるのではないでしょうか。
ジャンル分けする必要なんかないと思います。
ただ、紹介するのに○○風という風に紹介せざるを得ないのは仕方がないのかも。

私もそうですが、Dream Theaterファンにはツボにはまること請け合いです。
ここまで言わなくても、プロジェクトで関わっているからもう知っている人が多いと思いますけど(^^;)。
70年代の王道プログレファンにはちょっとヘビーすぎるかな・・・

ライブは非常にグルーブ感があり、リードギター&ボーカルのStevenの鬼気迫る演奏と歌。
カリスマのオーラが出てましたね。
ギターでいろいろとSEを出すために足元に大量に置かれたエフェクター群の微妙な操作のためか、彼だけ素足でステージに立っておりました。
それに、ミーハー丸出しですが、かなりイケメン(*^o^*)。
ロングヘアにメガネといういでたちも、良くあるメタラーとも違う何かを醸し出していました。

そうそう、元JapanのRichard Barbieriを忘れてはいけません。
私は何かのライブで1度観ている気がしますが、今回はPTのキーボーディストとしての参加。
良い味出してたと思います。

演奏曲目は、DeadwingとAbsentiaを中心に選曲されていたようです。
途中、新曲を紹介した時は、
「とても長い曲です。我慢してください」なんて言ったりして。
普通からしたら長い15分(本来は17分らしい)の曲は、普段プログレやDTなんかを聞いているファンからすれば、たかが知れてます。

ステージ後方にはスクリーンがかけられ、演奏に合わせてイメージ映像が流れて、非常に良い効果を出していたと思います。いくつか流れた映像のうち、1つはToolのビデオを作った人の作品ではないでしょうか。映像の雰囲気や、パペットをコマ撮りで撮影したり、わざとピンボケにしたりする映像は10年近く前、Toolのビデオでさんざん見ましたから、かなり気になっております。

いかんせん、曲をきちんと覚えていかなかったので感想も細切れになってしまいましたが、期待していた以上の内容だったので大満足です。挨拶と2,3曲の曲目紹介の他にMCはなく、約1時間45分のライブはあっという間でした。
また来日したら絶対行きたいと思います。
by ts7dz | 2006-11-30 01:43 | └Prog Rock