2016年 02月 18日
【編み物】初くつした編みその2
糸の太さは4plyで日本で言うとやや細めの中細くらいでしょうか。
輪針は、これも今回初めて使ったのですが、これもドイツのメーカーのaddiの輪針。
80cmの1号針(2.5mm)です。
輪針もちょっとお高めですが、やはりみなさんこぞって使っているだけあって、とても使いやすい。
針とケーブルの境目が滑りやすくなっているとのことでしたが、やはり使いやすいと思います。
編んでみて、はっきり言って糸は細くて編地は細かいです。
よく初心者向けに紹介されている編み方は、わかりやすいように太めの糸を使っていることが多いのですが、糸が太くなれば編地も厚くなります。
結果、靴下の形にはなっても室内履きくらいにしかならないことも多いようで、厚すぎて靴が履けなくなることもあるとか。今回のは、編むのは大変でしたが編地は薄くてちゃんと靴も履くことができます。
このREGIAの段染めの糸は、アルネ&カルロスの作品でも頻繁に使われていますが、メリヤス編みを編むだけで編込みのような模様が出る面白い糸です。これは、編込みにありがちな厚地にならずに柄が出るとても便利な糸だと思います。
せっかく靴下を編むのだから、ちまたでこっそり人気のソックブロッカーを使って形を整えてみようと思いました。
通販でも何か所かのお店で売っているのですが、安いところでも一組1500円~とちょっと考えてしまいました。
あちこち見ていたら、自作されている方もいらっしゃるじゃないですか。
ということで、私もマネさせていただきました。
型紙はKeitoyaさんにあったものを使わせていただきました。
材料はクリーニングでもらえる針金ハンガー。これを手で曲げただけのものです。
出来上がった靴下を履かせてみました。
一度水通しをし、元ハンガーなのでそのままひっかけて陰干しもできます。
乾いたので履いてみました。
マロンが面白がってガウガウしてます^_^;
引っ越しとかで2ヶ月ほど何もできない時期が入ってしまったので、出来上がりまで4ヵ月くらいかかっちゃいましたが、初めて靴下が編めて楽しかったです。
お店に行くとついソックヤーンを探してしまいますが、靴下に適した糸で日本のものはあまりないのでちょっと寂しいですね。
中細の糸はたくさん売っていますが、普通の純毛の糸で靴下を作ってしまうと、履いている間に足と床や靴との摩擦で編地がフェルト化してしまうのです。このREGIAもそうなのですが、アクリル混で防縮加工がされていて摩擦にも強くなっています。日本のメーカーではハマナカのコロポックルが近いでしょうか。
とはいっても、手編みの靴下なので、お手入れは手洗いの方が良いと思います。
by ts7dz
| 2016-02-18 12:38
| 編み物