2005年 01月 26日
2002 World Cup公式シングル--アンセム/ヴァンゲリス
2002年のサッカー・ワールド・カップは記憶に新しいかと思いますが、この大会の公式アンセムとして発売されたのが、ギリシャのキーボーディストで作曲家のヴァンゲリス作曲のアンセムです。大会中はスポーツニュースの度に聞かれる程流れていた曲ですが、最近日本代表の予選が始まるとあって、たまーに流れてくることもあります。
日本では、2種類のマキシ・シングルが発売され、通常盤と、テクノ界で人気の高い石野卓球リミックス盤があります。それぞれ内容は次の通り。
〜通常盤〜
1.アンセム(オーケストラ・バージョン)
演奏:ロンドン・メトロポリタン・オーケストラ・アンド・コーラス
鼓童/金 徳洙
2.アンセム(シンセ・バージョン)
演奏:ヴァンゲリス
〜リミックス盤〜
1.Anthem
takkyu ishino remix (radio edit)
2.Anthem
takkyu ishino remix
全て同じ曲ですが、リミックスやアレンジが違うのでなかなか楽しめます。元々、テクノはそれ程好きという訳ではないのですが、ヴァンゲリスと聞いてファンとしては黙っていられません。石野卓球リミックスもなかなか面白いし、テンポが良いのでなかなか気持ち良いです。
ヴァンゲリスには、思い出深いものがあり、初めて聞いたのは1980年に放送された科学番組で使われた"Alpha"という曲。これが気になって仕方がなかったのですが、曲名とアーティスト名が分かるまでに2年近くもかかってしまいました。わかってからは、82年に映画「炎のランナー」のテーマ曲を含むサントラが全世界で大ヒットし、今でもテレビのスポーツニュースで聞かれることもしばしば。その後は、日本の映画「南極物語」のサントラを手がけ、これもヒット。いまだに極地の映像と共に使われることも。
その他にもコロンブスのアメリカ大陸発見500周年記念の映画「1492」など、映画音楽を手がける一方、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、イエスのヴォーカリストであるジョン・アンダーソンと70年代初頭から親交を深め、コラボレーション・アルバムを数枚リリース(これもなかなかポップで良いです)。イエスとは切っても切れない存在となっていました。
80年代後半にイエスのファンになって初めてこのことを知った時には、縁を感じたというか、類は友を呼ぶというのはこういうことなのかなと思ったものでした。
シングルなので、もう売ってないと思ってましたが、まだ若干手に入るみたいですね。
by ts7dz
| 2005-01-26 23:35
| └Prog Rock